「弁護士の就職と転職」
- 作者: 西田章
- 出版社/メーカー: 商事法務
- 発売日: 2007/12/01
- メディア: 単行本
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こちらも、先日の「社内弁護士という選択」に続き、元某大手渉外法律事務所勤務の弁護士の方が書かれた本。現在日本初の「弁護士ヘッドハンター」だそう。
さすがに本職が書いているだけあって、業界事情がリアルに具体的に書かれていて面白い(筆者の経験に基づくのであろう、弁護士を志す若者、新人弁護士、経験を積んだ弁護士のそそれぞれの立場・時点における悩み・志向が書かれている。)。分析はかなり実情に近いと思われる。
特に、最後の章、ヘッドハンターの内情は、普段外からはは全くうかがい知れないところなので、非常に面白かった。(私のような超ぺーぺー弁護士のところにも、ヘッドハンターらしき人(?)から連絡が来て(ランダムに絨毯爆撃しているんだろうけど)、面食らうことがあるのです。)
筆者自身認めているとおり、「問題提起型」で投げっぱなしの感はあるが、(自分自身を含めた)業界の行く先を考えるうえで、良い素材であると思う。