英国での暴動について

極めて興味深い分析がされている記事がはてぶの人気エントリに出ていた(http://anond.hatelabo.jp/20110816094649)。


イギリスの社会政策については不勉強で全然知らなかったけれども、

低廉な価格での住宅(カウンシルフラット)の提供や生活手当等各種手当の給付といった充実した社会保障制度により、貧困層の人々の勤労意欲が削がれ、またその貧困層の子供達も貧困ゆえに十分な教育が受けられず、その結果仕事を見つけることが出来ずに貧困の連鎖が続いていく、といった社会状況が暴動の背景にあるようだ。
貧困の連鎖で、いわば「生殺し」のような状況で将来に希望を見出せずに鬱屈した人々のうさ晴らし、といったところだろうか。


イギリスと、同じく社会保障制度が充実していながらうまくいっている(ように見える)北欧の国々の差は何だろう。ワークシェアリング等で、皆が仕事をしやすい環境にあるというのは一つの違いだろうか。


日本はイギリスに比べればまだマシ?なのかも知れないけど、やはり厳しい状況にあるのは間違いない。
人々が子供を育てやすく、きちんとした仕事を持つことができて、安心して老後を迎えられるような社会を、日本の風土にあった形で実現するにはどうすればよいか、ちゃんと考えないといけない。



人気ブログランキングへ

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村