「鉢呂前経産相の「放射能つけちゃうぞ」発言は虚報だった」！？ - 新米邁進！（アメリカ研修中の新米弁護士による独り言ブログ）

少し時間がたっていますが、気になったので。鉢呂前経産相が「放射能つけちゃうぞ」と発言したというのは嘘で、むしろ記者側が言ったことに、何となく相槌を打っただけなのに、鉢呂氏自身がそうした発言をしたかのように報道された、という記事。

「放射能つけちゃうぞ」発言のニュースを聞いたときは、あまりにひどい低レベルな発言に、結構衝撃を受けた記憶があります。

しかし、もしこの記事が本当だとしたら、恐るべき事態ですね・・・。

記事では、「根拠のないデマによる集団リンチであり、ジャーナリズムの自殺行為」とまで言われています。

もっとも、この記事の内容が本当かどうかもわからないのが難しいところ。この記事の根拠は、基本的には一方当事者である鉢呂氏からケーブルテレビ番組で聞いた話のようですし。（そもそも、通常は、政治家の発言について、そのような虚偽のニュースが流れたのであれば、もっと正面から徹底して反論するのではないかと思います。「死の町」発言とあいまって、反論できる状況ではなかったのか？？）

事実をはっきりさせるためにも、録音があるというのなら、その部分だけでも公開して欲しいですし、もし本当に虚偽報道がなされたのであれば、なぜそのような事態が起きたのか検証して再発防止して欲しい。こと政治についていえば、テレビや新聞等の従来型マスメディアは今でも重要な情報源であり、これが「事実の評価」について偏りがある程度ならまだしも（これも十分問題ですが）、「事実そのもの」についてまで恣意的な虚偽報道をするということでは、真っ当な民主主義が成り立たないと思います。

また、鉢呂前経産相も、本当に言っていないというのであれば、諦めず真相を明らかにして欲しいと思います（言ったか言っていないか自信がなくて、攻めきれないというところなのかもしれませんが）。