「懲戒処分、検事正ら5人=次長は内規上の処分−法務省」

久しぶりの更新。


懲戒処分は当然という気もしますが、
こういう処分があったときいつも考えてしまうのは、
懲戒処分を受けた人たちはこれからどうするのだろうということ。


まあ、刑事責任を問われていない人たちについては、
弁護士に転進することも可能だから、まだ大丈夫っちゃ大丈夫なんだろうけど。


起訴されている特捜部長の方たちとかは、今まで自分達が起訴される
ことになるとは夢にも思っていなかっただろうし、ずっと超エリート街道を驀進したはずで、本当にこの数ヶ月は晴天の霹靂だろうな・・・。


今回の事件についての本でも書くのだろうか。


個人的には、エリート街道を進んでいた人が転落してそこから
這い上がるというストーリーが好きです。


検察の上層部は法曹界の大先輩なのに上から目線な感じになってしまって恐縮ですが、今回の事件で検察を離れることになった人たちも、今回の事件のフィードバックを含め、別の形ででも検察や法曹界を支えていって欲しいなと思います。(もちろん、起訴されている方達については、まずは白黒つけて、有罪ならきちんと罪を償うのが先決なのは当然ですが。)


検察の信頼を失わせたという意味で責任は大きいけど、今回の件は
個人の問題もさることながら組織全体の問題も当然あったわけで、
この問題を本当に解決するには、当事者の言葉が必ず必要になってくるように思います。



http://www.jiji.com/jc/zc?k=201010/2010102100743&rel=j&g=soc
・・・以下引用・・・

懲戒処分、検事正ら5人=次長は内規上の処分−法務省

 大阪地検特捜部の証拠品改ざん・隠ぺい事件で、法務省は21日、監督責任を問い、国家公務員法に基づき、同地検の小林敬検事正を減給4カ月、玉井英章前次席検事(現大阪高検次席検事)を減給6カ月とする懲戒処分を発表した。改ざん当時の検事正だった三浦正晴・福岡高検検事長は減給1カ月とする。3人は近く辞職する。
 太田茂・前大阪高検次席検事(現京都地検検事正)は戒告処分とし、最高検の伊藤鉄男次長検事を内規上の訓告処分とした。
 また、元検事前田恒彦被告(43)=証拠隠滅罪で起訴、懲戒免職=から改ざんを打ち明けられたのに、すぐに上司に報告するなどの措置を取らなかったとして、同僚の国井弘樹検事を減給1カ月とした。
 柳田稔法相は処分公表に合わせて記者会見し、「菅直人首相から『再びこのような事態を招かないように、全力で検察の信頼回復に取り組むように』と指示された」と明かした。また、無罪が確定した村木厚子厚生労働省元局長に対しては「長期間にわたり多大な負担を掛けたことをおわびしたい」と謝罪した。(2010/10/21-19:49)

・・・以上引用・・・