日々の勉強/雑誌とメルマガ

アメリカにいても多少なりとも日本の情報から取り残されないよう、日経と朝日をできる限り毎日読むようにしているのですが(むしろ日本にいた時より読んでいるかも)、最近「国際商事法務」という雑誌も読み始めました。


http://www.ibltokyo.jp/bulletin.html


日本ではあまり目にしなかった雑誌なのですが(単に私の勉強不足かも)、けっこう面白い記事が多いです。


例えば手元にある最新号(2012年、Vol40、No.1)の表紙を見ると、

EU知的財産権〜欧州裁判所による司法審査
・Dodd-Frank金融改革法と30年目の証券法開示責任制度の改革
・日本インドEPAASEANインドFTAにおける関税撤廃・削減と原産地規制の比較検討
・2011年インド公開買付規制
・ブラジル企業法制の基礎
ベトナム統一企業法デクレ102号について
・グローバルハブ法務の展開

といったラインナップになっています(このほかにも、中国関係の記事や英文契約に関する連載等が収録されています)。


欧米からアジア、南米まで幅広くカバーしていて、さすがは「国際」商事法務。


ちょっと内容が盛りだくさんすぎて、ひとつひとつ丁寧に読むのは難しいですが、ざーっと流し読むだけでも勉強になります。


実際に実務で問題になった時に、「あ、何か聞いたことあるな」という程度に引っかかる頭の引き出しをたくさん持っておくことは、無駄ではないのではないかと思います(残念ながら全部の知識をきっちり整理してしまっていつでも引き出せるようにできるほど、引き出しの性能が良くないので、そうせざるを得ないという部分もありますが)。


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あとは、メルマガもうまく使うと意外と役立ちます。


たとえば、日経電子版のメルマガや、商事法務のメルマガ、金融庁のメルマガ等は、いずれも無料ですが、情報がまとまっていて、メールをチェックするついでにパッと読めて便利です。


特に、商事法務のメルマガは、情報の迅速さという意味では今ひとつですが、かなり充実の情報量で気に入っています。商事法務自体は、購読していてもいざちゃんと読もうと思うとかなり時間がかかるのでなかなか手が回らない事も多いのですが、メルマガについては、できるだけ見出しにざっと目を通して、気になる項目のリンクを読むようにしています。