DeNAの釣りゲーム配信差し止め訴訟、グリーが勝訴(東京地判)
日経新聞より。
携帯電話向け釣りゲームで画面が酷似しているなどとして、ソーシャルゲーム大手のグリーが同業のディー・エヌ・エー(DeNA)など2社を相手取り、配信差し止めや約9億4千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁の阿部正幸裁判長は23日、「著作権侵害に当たる」として、配信差し止めと約2億3千万円の支払いを命じた。
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DeNAが2009年にモバゲーで配信を始めた「釣りゲータウン2」が、07年配信のグリーの「釣り★スタ」に似ているとして問題になった。
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DeNA側は「共通部分は平凡でありふれた表現にすぎず、創作的表現とはいえない」などと主張したが、阿部裁判長は「携帯向け釣りゲームは多数あったのに、水中に同心円を置き、魚の位置で釣り糸を巻くタイミングを表現したゲームはなかった」と認定。DeNA作品は「グリー作品の画面に依拠し、翻案したと認められ、著作権を侵害する」と結論付けた。
DeNA側は即日控訴。
日経の記事には、両ゲームの画面が出ていますが、パッと見ただけだと、そこまで似てる感じはしないように思いました。類似ゲームは山ほどありそうだけど、依拠性とかはどう判断したんだろう。
正直、携帯向けゲームとか、ゲームシステムといい画面といい、似てるのたくさんある気がする。大手で顧客の取り合いしてるから、問題が表面化したんだろうな。