公取発表など

今日はちょっと余裕無しなので、商事法務メルマガからいくつか独禁関係の情報をピックアップ。


・(公正取引委員会)たち吉に対し、下請代金支払遅延等防止法の規定に違反する事実が認められたとして勧告
 http://www.jftc.go.jp/pressrelease/12.march/12030202.pdf

・(公正取引委員会)破産者株式会社筒井建設破産管財人齋藤祐次郎による審判請求の取下げについて公表
 http://www.jftc.go.jp/pressrelease/12.march/12030203.pdf

   (参考)山梨県が峡東地域を施工場所として発注する土木一式工事の入札参加業者に対する
       排除措置命令及び課徴金納付命令
       http://www.jftc.go.jp/pressrelease/11.april/110415.pdf

・(公正取引委員会アディダスジャパンに対し、独占禁止法違反(再販売価格の拘束)で排除措置命令
 http://www.jftc.go.jp/pressrelease/12.march/12030204.pdf

「卒業」(はてなダイアリーのお題)

3月に入り、卒業シーズンなのですね〜。

卒業といえば卒業旅行。

沖縄の離島とか、北海道一周とか、カンボジアの遺跡めぐりとか、色々行きました。

卒業旅行って、卒業後、次のステージまでの、ある意味一番自由で開放感に溢れた時期にやるので、普通の旅行以上に思い出深かった気がするな。

社会人になってもう卒業を経験することは無いと思っていたけど、留学したらもう一度卒業できるので、ちょっと楽しみです。

早くも3月ですね

時間が過ぎるのは早いなぁ・・・。飛ぶようだ。


ジムでトレーナーにしごかれている時の10分はあんなに長いのに、まとめて振り返る2ヶ月はあっという間な感じがするから不思議。


もう少しで、東日本大震災からも1年。


ささやかでも自分なりに出来ることをやりたいなと思っています。

弁護士のプロボノ活動

日経新聞(2月27日)より

http://www.nikkei.com/access/article/g=96959996889DE1EBE3E2E1EBE6E2E0E7E2E0E0E2E3E0869198E2E2E2
(電子版は、会員限定)


企業法務弁護士のプロボノ活動についての記事。

Wikipedia
プロボノとはラテン語で「公共善のために」を意味するpro bono publicoの略で、最初は弁護士など法律に携わる職業の人々が無報酬で行う、ボランティアの公益事業あるいは公益の法律家活動を指した。弁護士による無料法律相談、無料弁護活動などが含まれる。現在も弁護士の業界において、もっとも浸透している。

なお、日本の場合、弁護士は、弁護士会を通じて、市民相談や国選弁護、委員会活動等の公益活動が義務化されています。ここでは、「プロボノ活動」はより広い意味での弁護士による社会貢献活動全般を指し、「公益活動」は弁護士会の義務としての活動を指す形で使います。



日経の記事では、アメリカ系のオメルベニー・アンド・マイヤーズ法律事務所の弁護士がプロボノ活動として無報酬で手伝った「セキュリテ被災地応援ファンド」の例等、日本におけるプロボノ活動の紹介がされていました。


この法律事務所は、企業法務系の事務所ではありますが、所属弁護士に積極的にプロボノ活動に携わることを促す仕組みがあるようです(無報酬の作業であっても、事務所内の専門委員会の認定により通常の業務として扱われる(=給料が支払われる*1)仕組み)。


一般に、日本の法律事務所では、個々の所属弁護士(特にアソシエイト)が自発的に業務外の時間にプロボノ活動を行うことはあるにしても、事務所側(経営者であるパートナー側)が、弁護士会の義務である公益活動を超えて、アソシエイトに対して積極的にプロボノ活動をするよう促すことはあまりないものと思われます。


もちろん、経営者であるパートナー側からすれば、事務所の売り上げにならないプロボノ活動をすることを促すインセンティブは無いので、当たり前といえば当たり前です。


他方、例えばアメリカでは、弁護士事務所の評価ランキング等において、所属弁護士のプロボノ活動の実績も評価の対象になるため、事務所側もアソシエイトに対し、(無制限ではないですが)積極的にプロボノ活動への参加を促しています。


日本の場合は、弁護士会を通じての公益活動があるので一定程度は公益活動の需要は満たされているとは思うのですが、企業法務系の弁護士が、より自分の専門分野を生かした形で柔軟にプロボノ活動に従事できるようにするには、公益活動を義務として課すという形だけではなく、こういった活動を外部から評価する仕組みがあってもよいのかなと思います。


私が日本で周囲の企業法務系法律事務所に勤める若手弁護士等から聞いたところでは、特に震災後、プロボノ活動に興味を持っている人は多いものの、事務所の通常業務で手一杯でなかなかそこまで手が回らなかったり、プライベートな時間を使ってやるにしても、限界があるケースが多いようです。もしプロボノ活動の実績を外部から評価する仕組みがあり、一定の範囲で通常業務と同様に認められることになれば、従前よりも積極的にプロボノ活動に取り組みたいと考えている弁護士は多いように思われます。


ただし、法律事務所のクライアントから見たとき、法律事務所が積極的にプロボノ活動に取り組んでいることがどのように映るのか、ということへの意識も必要です。まず第一には、クライアントから頂いた仕事に一つ一つ丁寧に取り組むことが、弁護士としてのあるべき姿だと思いますし、広い意味での社会貢献(社会を良くすること)にも繋がると思います。したがって、「あの法律事務所はプロボノ活動ばっかりやってうちの仕事をほったらかしているな」と思われるようでは本末転倒です。


きちんと通常業務を行いつつ、質の高いプロボノ活動をするというバランスが大切だと思われますし、またこういったバランス込みで法律事務所・弁護士を評価する仕組みが必要なのではないかと思われます。

*1:この「給料が支払われる」というところは、私の勝手な推測です

エルピーダ倒産

提携先のトップの急死等、色々不運が重なった事は確かですが、しかし遅かれ早かれという部分もあったような。周辺分野の企業への影響等も大きいと思うので、なんとかうまく再建できるといいのですが。

取り急ぎ。


http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20120228-00000152-fnn-bus_all

エルピーダメモリ会社更生法適用申請 今後は国内外の支援企業の獲得が焦点に

フジテレビ系(FNN) 2月28日(火)13時27分配信
世界第3位の半導体大手「エルピーダメモリ」が27日、東京地裁会社更生法の適用を申請した。今後は、国内外の支援企業の獲得が焦点となる。
枝野経産相は「(エルピーダのスポンサーについて)もちろん、関心を持って注視していくというのが、私が今申し上げられる立場です」と述べた。
エルピーダメモリは、大手電機メーカーの半導体部門を集めた「日の丸半導体メーカー」で、国が公的資金を注いで支援してきた。
しかし、リーマンショックで経済状況が悪化する中、半導体価格の下落や歴史的円高などが響き、会社更生法の適用を申請した。
国は、支援継続の前提として、エルピーダに抜本的な経営再建策を求めてきていて、エルピーダは2011年末から、アメリカの半導体大手「マイクロン・テクノロジー」や台湾の企業などと、資本・業務提携交渉を本格化させていた。
しかし、2月3日、マイクロンの最高経営責任者、スティーブ・アップルトン氏が事故死するなどの出来事も一因となって、提携合意の見通しは立たず、今後、更生計画を進める一方で、マイクロンとの提携など、国内外の支援企業の獲得が焦点となる。

evernoteの活用法

先日導入して以来、evernoteが面白くて、色々いじっています。


活用法については、既にたくさん本等も出ているようです。

例えば

EVERNOTE HACK

EVERNOTE HACK

EVERNOTE Perfect GuideBook

EVERNOTE Perfect GuideBook

改訂版 EVERNOTEでビジネスを加速する方法

改訂版 EVERNOTEでビジネスを加速する方法


しかし、「習うよりは慣れよ」という言葉もありますし、まずは先入観無しに使ってみたいので、自分なりに色々試しています。


例えば、

①読書ノートとして使う

読書記録用に一冊のNotebookを作成し、読んだ本ごとに一つのNoteを作ってみています。
また、私は「読書メーター」(http://book.akahoshitakuya.com/)というサイトも利用しているので、evernoteに記録した感想等を抜粋して貼り付け、読書メーターにも反映しています。

同様に、鑑賞した映画等のまとめにも使えると思います。

食べた物の記録用には、evernote foodというアプリも別途あるようなのですが、evernoteだけでも十分その役割を果たせるかと思われます。


②英単語帳として使う

英単語の勉強用に一冊のNotebookを作成し、英語の文章を読んでいてわからない単語が出てきた時に単語ごとに一つのNoteを作り、OxfordLearners等から意味や用法を貼り付けています。

また、Web上の英語の文章を読んでいて、「お、これは!」と思う表現等があった際には、そのままWebクリップしてNotebookに放り込んでいます。

アイパッドで移動中に確認できるので便利です。


③スクラップ帳として使う

スクラップ帳として一つのNotebookのスタック(フォルダみたいなもの)を作成し、気になるテーマごとにNotebookを作成し、ネットサーフィン等をしていて気になった記事をどんどんWebクリップ機能で貼り付けています。例えば、「独禁法」というNotebookには、独禁法絡みで気になったニュースやブログ記事等をばんばん入れています。これも、移動中に読みます。

ソーシャルブックマークも同様にネットサーフィンで気になった記事があった時にマークしているのですが、evernoteの場合、アイパッドでいつでも(ネットとの接続がない環境でも、また元記事のリンクが切れても)読めるというのは大きいメリットだと思います。


④ブログネタ集め

ブログネタについては、それ用のNotebookを作成するのではなく、「これはブログのネタになりそうだな」と思ったときに、ブログ用のタグをつけています。タグごとにNoteを整理・検索できるので、「ブログ」というタグで検索すると、ブログのネタになりそうな記事が列挙されるようになります。


⑤Mission Statementの作成

Mission Statement用のNotebookを作成し、その下に「仕事」や「趣味」といったテーマごとにNoteを作り、今後の目標(5年後、10年後)と、その実現に向けてのプラン等を書いています。これも、いつでも確認・見直しができるので、良いかなと思います。



このように非常に便利なevernoteですが、使ってみたわかってきた課題もあります。

・他のログ系ツールとの使い分け

一元管理性が高いevernoteだけに、既存のツールとの使い分けをどうするかというのが悩ましいところです。私は今のところ、evernoteは基本的には記録用、「Remember the Milk」はタスク管理用、「読書メーター」は他の読者とのコミュニケーション用、等と従前よりもそれぞれのツールの位置づけを意識する形で使い分けるようにしています。


・増え続ける記録の整理

なんでも簡単に無制限に記録できるだけに、収集がつかなくなるおそれがあります。きちんと整理されていない大量の記録では、あいうえお順に並んでいない図書館の本棚みたいなもので、結局記録だけ溜め込んで情報を使いこなせない可能性大です。
まだ試行錯誤の途中ですが、適切なノートブック分け、タイトル付け、タグ付けの必要性を強く感じます。このへんは、冒頭の「使い方本」を読むと、有益な示唆が得られるのかなと思います。

今さらですがevernote便利!

今まで、日々のTo-doリストの整理とかちょっとしたメモとかには


Remember the Milkhttp://www.rememberthemilk.com


というサイトを使っていたのですが、これは基本的にはタスク管理ツールなので、日々の雑多な考えや出来事の記録には使いにくい部分もありました(例えば、写真やウェブページをそのまま記録したりは出来なかったり。)


で、何かもうちょい使いやすいのないかなーと探していて、「あ、そういえばあれがあった」と思って導入してみたのが


evernote (http://www.evernote.com/about/intl/jp/)


かなり有名なので既に使っている人も多いかと思われますが、私は存在は知っていたものの、色々ツールを増やすと使いこなせなくなる気がして、今まで使っていませんでした。


でも今回はじめて使ってみたところ、超便利!!


なにしろ、テキストはもちろん、ドラッグ&リリースで画像もそのまま保存できるし、アドオンを導入すれば、保存したいところをハイライトするだけで画像も込みでウェブサイトをそのまま保存できるのです。音声ファイル等にも対応している模様。パソコンの自由帳みたいな感覚です。


これなら、例えば「日記帳」とか「英語ニュース」とか「法律関連メモ」とか色々なノートを作成して、ばんばん放り込んでいくだけで、気軽に知識や考えの蓄積ができます。しかも、PCでも携帯でもいつでも記録を見れますし、追加もできます。


なお、オフライン・オンライン双方に対応しており、オフライン上で記録したことも、アプリが適宜オンラインにアクセスして同期してくれます。


これからは、evernoteは記録用、Remember the Milkはタスク管理用に使い分けていこうと思います。